絵本紹介

2018.08.17更新

7月になりましたが、このところ毎日梅雨空ですね。
早く、真っ青な空がみたい!
でも、こんな雨の日を楽しくしてくれる絵本をご紹介します。
私が大好きなバムとケロシリーズの中から。

バムとケロのにちようび

バムとケロのにちようび
島田 ゆか/作・絵 文渓堂 1994年 1575円(税込)

ケロちゃんは、とってもやんちゃ。
雨の日曜日。
バムは仕方がないので家で本を読もうと思いました。
だけどその前に、ケロちゃんが散らかした部屋のおかたづけ。
バムがせっかくきれいに掃除したばかりの部屋に、ケロちゃんはドロだらけの足で、「ただいま!」再び家はドロドロに。
「あらあらケロちゃんたら。」バムは、そんなケロちゃんを温かいお風呂に入れ、その後、一緒にたくさんのドーナッツを作ります。
今日は雨なので、ドーナッツを食べながら、ゆっくり読書でもしましょうと。
そして、お気に入りの本を探しに屋根裏へ。そこには。。。

バムとケロのおうちが、とてもかわいい!
お風呂やキッチン、そしてお皿やコップまで、とても凝っていて何度も見返しては新たな発見がある絵本です。子供には、もちろん大人気の絵本ですが、日々我が家のケロちゃんと奮闘しているママにとっても、こんなことあるある!と共感して思わず微笑んでしまう温かい絵本です。

雨で、公園に行かれないそんな一日。
おやつを用意して、ぜひお子さんと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。

投稿者: ゆいこどもクリニック

2018.08.17更新

今回は、30年以上もたくさんの子ども達に愛され、読み継がれている
「こぐまちゃん えほん シリーズ」の中からご紹介します。

しろくまちゃんのほっとけーき

しろくまちゃんのほっとけーき
わかやま けん/作・絵 こぐま社 1972年 800円+税

わたしほっとけーきをつくるのよ。
しろくまちゃんが、おかあさんと一緒にほっとけーきをつくります。
ふらいぱんに、ほっとけーきのたねを、ぽたあんとのせてから、どろどろ ぴちぴちぴち
ぷつぷつ やけたかな まあだまだ
しゅっ ぺたん ふくふく くんくん ぽいっ はい できあがり!
こどもは、このページが大好きです!
リズミカルな擬態語が大好き!
こどもには、発音がちょっと難しいと思いますが、

何度も読んでいるうちに、覚えてしまいます。一緒に声を合わせて、どろどろ ぴちぴちぴち ぷつぷつ やけたかな まあだまだ しゅっ ぺたん ふくふく くんくん ぽいっ はい できあがり!
ここまで大きな声で読み終えると、まるでほっとけーきを本当に自分で焼きあげたかのような、達成感にあふれた笑顔になります。

言葉を話し始めたばかりの2歳の娘と一緒にこの絵本を読みながら、いつかこんなふうに二人で本物のほっとけーきを作りたいなと夢みていた日を思い出します。最近では、一人で上手にホットケーキを作ってくれるようになった娘。
きちんとぷつぷつしているのを確認してから、しゅっ ぺたんと上手にホットケーキをひっくり返しています

追)
久しぶりにこの絵本を開いて、こぐまちゃんとママの耳が、たまごみたいだねと笑い合っていたのを思い出しました。

投稿者: ゆいこどもクリニック

2018.08.17更新

夏休み真っただ中ですね。
子供達にとって、プールや花火、夏祭りと楽しいことがたくさんですね。
今回は、夏におすすめの一冊をご紹介します。

10ぴきのかえるのなつまつり

10ぴきのかえるのなつまつり
間所ひさこ/作・中川道子/絵 
PHP研究所 1988年 1,173円(税込)

ひょうたんぬまに住むカエルの兄弟は、おたまじゃくしの時にいたずらっこに捕まえられて、ある家の庭に連れて来られました。成長してカエルになってから、みんなで森の沼に逃げて帰ってきたのです。ふるさとに戻ったカエル達は、もうすぐ沼の夏祭りがあることを知ります。夏祭りにはどじょうじいさんが演奏する水太鼓がなくては盛り上がらないと、沼のみんなは困っています。実はどじょうじいさんもいたずらっ子に捕まえられて、カエルの兄弟が逃げ出してきたあの家の庭にいたのです。カエルの兄弟は、みんなで力を合わせてどじょうじいさんを助けだそうと、ひょうたんぬまを出発します。さあカエルの兄弟は、無事にどじょうじいさんを助け出せるでしょうか。
そして、沼の夏祭りはどうなるのでしょうか。

カエル達の冒険に、子供はハラハラ・ドキドキ。
最後の夏祭りのページは、涼しげで楽しげで、ワクワクします。
「綿菓子が食べたい!かき氷も食べたいね!」と夏祭りに思いを馳せて、話が弾みますよ。夏祭りに行く計画のある方は、ぜひその前に読んでみて下さい。

投稿者: ゆいこどもクリニック

2018.08.17更新

もうすぐ夏休みも終わり、学校や幼稚園が始まりますね。
夏休みはいかがでしたか。
でんしゃにのっておでかけされたご家族も多いと思います。
今回は、「でんしゃにのって」をご紹介します。

でんしゃにのって

でんしゃにのって
とよた かずひこ 株式会社アリス館 1997年 1,365円

                          
うららちゃんが電車にのって、出かけます。
一人でおばあちゃんのうちまで行くのです。
ガタゴトー ガタゴトー 
「つぎは、わにだーわにだー」
駅の名前が動物で、駅にとまるたびに動物たちが
「はい おじゃましますよ。」と電車に乗り込んできます。
はじめはすいていた電車が、だんだん混み始め、
うさぎが乗って来ましたが、「おや、まいいん・・・」
ぞうさんが、「どうぞ、どうぞ」とうさぎを膝の上に座らせてあげます。
次にへびが乗って来ると、再び「おや、まいいん・・・」
でも、へびはだいじょうぶです。「はい、しつれい、しつれい・・・」
網棚へとするする上っていきます。
そのうち、うららちゃんはうとうと、眠ってしまって。。。

こどもは「はい おじゃましますよ。」「おや、まいいん」「しつれい、しつれい。」
こんな言葉に大喜びです。わに、ぞう、くまといろいろな動物が出てきます。
くりかえし読んでいると、「はい おじゃましますよ。」とこどもがかけ声をかけてくれます。
一緒に、声に出して読める楽しい一冊です。

投稿者: ゆいこどもクリニック

2018.08.17更新

だいぶ涼しくなってきました。 今回は、母の日のお話で、かなり季節はずれではありますが、私が大好きなリサとガスパールシリーズから、心温まるお話をお届けしたいと思います(^_^)

リサママへのプレゼント

リサ ママへのプレゼント
アン・グッドマン/ぶん ゲオルグ・ハレンスベーン/え
石津ちひろ/やく
ブロンズ新社  1200円+税

                  
もうすぐははの日。
リサは、ママにプレゼントするおさらを作っていました。ところが、できたおさらをともだちの
ガスパールに見せようと持ち上げたら、粘土がふにゃふにゃになってしまい、大失敗。
代わりのすてきなプレゼントを見つけるために、スーパーマーケットへ行きました。
ママの喜びそうなものが、いっぱいです。
でも、みんなちょっと高すぎる。一生懸命探していると、
「みて!あのカフェオレボウルすてきじゃない?」
リサは、ママへのプレゼントにぴったりのカフェオレボウルを見つけましたが。

こどもからのプレゼントに、心が温かくなることがあります。
絵や、手紙。そして園で見つけてきた葉っぱやどんぐりの実などなど。
誰かに優しい気持ちを届けることの喜びを、自然に学んでくれているのだなと思い、嬉しくなります。
こどもは、大好きだということを、とても素直に一生懸命に伝えてくれます。
私たち大人も、あなたが大好きよ!と、こどもたちを抱きしめて素直に伝えられるようにありたいと思います。

投稿者: ゆいこどもクリニック

2018.08.17更新

今回は、水曜日の午後に外来をして下さっている加◯宏◯先生
おすすめの一冊です。1967年発行なので、40年以上のロングセラーです。
きっと、こどもの時に読んでもらった記憶のある方もいらっしゃるのではないでしょうか(^.^)

だるまちゃんとてんぐちゃん

だるまちゃんとてんぐちゃん
加古里子 さく/え
福音館書店 743円+税

だるまちゃんは、お友達のてんぐちゃんが持っている
うちわやぼうしを見て、「いいものを持っているな。」と思い、家に帰って似たものを探します。
大きいだるまちゃんが出してくれるものは、確かにうちわやぼうしだけれど、でもだるまちゃんがほしいものとはちがいます。結局、だるまちゃん自身のユニークな発想で、これだというものを見つけます。
最後にだるまちゃんは、てんぐちゃんのトンボがとまる鼻がうらやましくて、大きいだるまどんにおねだりします。しかし、鼻と花を勘違いした大きいだるまどんは、赤くて長くてトンボでも蝶でもハチでもとまれる花をたくさんあつめてきてくれたのです。
「ちがうよ。ちがうよ。」とおこるだるまちゃんに、
「 ごめん。ごめん。これはおおまちがいのとんちんかん。」と、あやまる大きいだるまどん。
小さいだるまちゃんのために、家族みんなでおもちをついて、かたちのいい長い鼻をつくってくれました。果たして、この鼻にトンボはとまるのでしょうか。。。

だるまちゃんの思いつきが、子供ならではの発想で、とてもユニークです!

お父さんが絵本を読まれることも多いと思います。
我が家では、この絵本はお父さんが読む絵本でした。小さい娘は、この本を手にとると必ず父親のところに持っていきました。小さいだるまちゃんとてんぐちゃん、そして大きいだるまどんを上手に演じわけるので、楽しいようです。先日も4歳の姪っ子が、大変喜んで聞き入っていました。姪っ子は、だるまちゃんが見つけたうちわやぼうし、はきものを絵の中から探しては指さししていました。

ところで、最後に鼻と花を勘違いした大きいだるまどんは、おこって泣くだるまちゃんに、あたまをかきかきあやまります。そして、「そんなのは無理、無理。」 とは言わずに、小さいだるまどんのために、家族みんなでおもちをついて、希望をかなえてあげるのです。
もし私だったら、この大きいだるまどんのように、「 これはおおまちがいのとんちんかん。」 なんて言って、もう一度こどもと向き合ってあげられるかしら。
せっかく苦労して、こんなにたくさんの花を探してきてあげたのにと怒ってしまうのではないかしら。
親としては、大きいだるまどんの、ふところの大きさにつくづく感心してしまいます。
こんなお父さんだからこそ、小さいだるまちゃんは、のびのびした自由な発想の持ち主に育っているのかもしれません。大きいだるまどんのように、ふところ大きくおおらかに、こどもの好奇心を満たすための手助けができたらなと思います。

投稿者: ゆいこどもクリニック

2018.08.17更新

今回は、あかちゃんが生まれてお姉ちゃんになった
なっちゃんのお話です。まだ小さいご兄弟を育てていらっしゃる
お母様は、自分の時間がないほど忙しく、また上のお子さんのことで
心配なことも多いと思います。
頑張っていらっしゃるお母さん達にエールを送りたいと思います(^^)v

ちょっとだけ

ちょっとだけ
瀧村有子さく  鈴木永子え
福音館書店 800円+税

なっちゃんの おうちに あかちゃんが やってきました。
なっちゃんは おねえちゃんになりました。
パジャマに着替えるとき、うまくボタンがとまらないので、ママに手伝ってほしいけれど、ママはあかちゃんのお世話で忙しそうです。
なっちゃんは、じぶんひとりでがんばって、ちょっとだけ上手にボタンをとめることができました。
「ママ、“ちょっとだけ”だっこして・・・」
公園でひとり遊んで帰ってきたなっちゃんは、ねむい目をこすりながら、ママにお願いします。

「“ちょっとだけ”じゃなくて いっぱい だっこしたいんですけど いいですか?」
なっちゃんは ママの においを いっぱい かぎながら、いっぱい だっこしてもらいました。

最後のページでママにだっこされているなっちゃんの絵が印象的です。ママにだっこされているなっちゃんの安らかな表情。ママの少し丸みをおびた背中から、ママもまた、温かいなっちゃんの体を抱きしめて、ほっとしているように思います。

まだ上のお子さんが2-3歳で、二人目を出産されたお母様から、よく上のお子さんの赤ちゃんがえりについて、相談を受けます。どうしても赤ちゃんに手がかかるので、上のお子さんが自然とがまんしていることも多いかもしれません。けれども、この絵本を読むと思います。お兄ちゃんお姉ちゃんになった子には、試練もあるかもしれないけれど、きっとこの機会が成長のステップにもなるのだなと。

ぜひ赤ちゃんが眠っている時は、お兄ちゃんお姉ちゃんに、たっぷりママを独占させてあげて下さい。
ママのにおいをいっぱいかいで、いっぱいだっこしてもらうと安心するはずです。
忙しくて疲れているママにも、抱っこの時間は、癒しの時間になると思います。
ママも、わが子のやわらかい頬にふれ、わが子の汗のにおいをかいだら、疲れやイライラ、心配などいろいろな思いが、すーっと落ち着いてくると思います。

実は、私もまだよく娘を抱きしめています。もう大きくて重いですし、そのうち娘に嫌がられてしまいそうですが。疲れた時、娘を抱きしめると、ほっとします。あたたかい気持ちになります。
だっこは、子供にもママにも大切な癒しの時間だと思います。

投稿者: ゆいこどもクリニック

2018.08.17更新

久しぶりのご紹介になってしまいました。
今回は、とてもシンプルな『これぞ究極の絵本』という絵本です。

だるまさんと

だるまさんと
かがくい ひろし/さく
ブロンズ新社 850円+税

登場するのは、だるまさんといちごさん、ばななさんにめろんさん。
だるまさんがいちごさんとぺこっ、ばななさんとぽにん、めろんさんとぎゅっ。
最後にみんなで、うーんとふんばって。。。

もし私が、もっと娘が幼い時にこの絵本に出会っていたら、きっとだるまさんたちになりきって、 娘と一緒にぺこっ、ぽにん、ぎゅっとポーズをとって、大笑いできただろうなと思います。

「ねえねえこの絵本、おもしろいよ。」と言って、3年生の娘に見せると大笑いしていましたが、さすがに一緒にぺこっ、ぽにん、ぎゅっはしてくれませんでした。

でも2歳ぐらいのお子さんだったら、絶対親子で一緒にまねできて、大喜びするだろうなと思います。
ぜひ、試してみて下さい! きっと楽しいですよ。
でも最後をまねしたがった時は、お父さんの出番かな。肩車でもしてもらって「ぴーす!」にしましょうか(^_^)v

投稿者: ゆいこどもクリニック

2018.08.17更新

今回は、絵本を題材にした料理の本をご紹介します。
冬休み、クリスマス、お正月、楽しいことが続く季節ですね。
お子さんと一緒に、絵本に出てくるお菓子や料理を作ってみませんか。

絵本からうまれたおいしいレシピ

絵本からうまれたおいしいレシピ
こどもと一緒にごはんづくり
きむらかよ 著  e-MOOK 宝島社
1,360円 (税込み)

絵本の紹介とともに、その中に出てくるお菓子や料理のレシピが載っています。
写真や絵がとてもカラフルで楽しい本です。これまでにご紹介してきたバムとケロや、ガスパール、そしてみなさんご存知の「のんたん」も登場します。
冬休みの一日、お子さんと一緒に絵本の中に出てくるレシピにチャレンジしてみては、いかがですか。
飾り付け、盛り付けは、けしてレシピどおりでなくてよいと思います。
むしろお子さんの自由な発想にまかせてみるのも楽しいものです。
子供の斬新なアイデアに感心することも、しばしば。
是非親子で楽しい時間を過ごして下さい。
同じシリーズで“絵本とお菓子の幸せな関係”や“SELECTION”も発行されています。
そちらもどうぞ。

投稿者: ゆいこどもクリニック

2018.08.17更新

今回は、ほのぼの絵本 ルラルさんシリーズの一冊をご紹介します。

ルラルさんのバイオリン

ルラルさんのバイオリン
いとうひろしさく
ポプラ社 1,200円(税別)

これがルラルさんです。
そして、これはルラルさんのバイオリンです。
ルラルさんは、お父さんからゆずり受けたバイオリンを、1年に1度か2度こっそりと手入れします。
そして手入れをしたら、すぐにしまってしまいます。
なぜなら、バイオリンを上手に弾けないからです。
ところが、今日はねこに見つかってしまいました。
「弾いてみてください。」とねこにたのまれて、久しぶりにバイオリンを演奏してみることに。
ギコギコキーキー。ギコギコキーキー。
この音を聞くと、なんだかおしりがムズムズします。
おかしな音を聞きつけて、庭にみんなが集まってきました。
みんながおしりをムズムズさせて。。。

これがルラルさんです。
そして、これがルラルさんの○○です。
ルラルさんシリーズでは、お話がこのフレーズから始まります。
私はこの始まりが、大好きです(^.^)
ルラルさんと動物たちの、ほのぼのとした楽しいお話は、この他にもいくつか出ています。
ルラルさんのごちそう、ルラルさんのじてんしゃ、ルラルさんのほんだな、ルラルさんのにわ。
気に入った方は、ぜひこちらも読んでみて下さい。

投稿者: ゆいこどもクリニック

前へ

ご予約・ご相談はお気軽に

お子さまのことでお悩みでしたら、ゆいこどもクリニックまで、まずはお気軽にお問い合わせください。